退院はしたけれど・・・
ばーちゃん、10日に退院した。
付き添いは、とーちゃんと妹。
仕事から帰って、問うた。
「どうやった?」
「うん、帰りに吐いてなあ。」
「え?大丈夫なん?」
「車に酔ったん違うかなあ? 何回も吐いてん。」
「施設は何て?」
「様子見ましょうって言われたし、帰ってきたわ。」
むむむ、いいのか?
退院は、病院側からの希望やったし、大丈夫なんやろうけど・・・
釈然としないまま、日曜を迎えたのでした。
せん妄、せん妄、またせん妄。
入院したばーちゃん。
どこが悪いのか分からない。
嘔吐があったから、絶食、絶飲からの回復食になった。
入院って怖いわ~
また、せん妄が始まりました。
蛇~、ごきぶり~、虫~、うじゃうじゃ。
入院してるのも分からない。
「そこにあるお寿司持って帰って。」
「そこに干している干しカレイも取りこんで。」
「たくさんの人が来て、タバコ吸って吸って帰ったわ。」
「看護師さん、泊まるんやったら、布団いる?」
「明日、朝から掃除しなあかん。今日は忙しくて出来ひんかった。」
「あんた、そこにいる虫見えへんの!!」
怒り出す始末。
病院にいること。
何で、入院してるのか。
1時間くらい延々と話す。
「おばーちゃん、虫とかさ見えるんやろ? 病気のせいで見えるんやわ。ごめんけど、あたしには見えない。おばーちゃん、見えていややろうけど、病気が治ったら見えなくなるしね。早く見えなくなったらいいね。」
「そうか、病気でみえるんか・・・」
病院との話し合いで、このまま入院してるより、グループホームでの生活のほうが、刺激になるから・・とのことで10日に退院しました。
法事は済ませました。
10月29日は、じーちゃんの7回忌だった。
台風のせいで、延びた法事。
孫たちは、仕事になってしまった。
とーちゃん、あたし、とーちゃん妹、その旦那とばーちゃんの5人。
お寺での法事。
車椅子が使えない。
あたしが、ばーちゃんをおんぶして連れて行った。
あたしに、しっかりとつかまったばーちゃん。
法事の最中ももたれかかって。
法事が終わってからも、おんぶして庭を見た。
随心院の庭。
「きれいやろ?」
「ほんまやな~」
二人でまったり。
墓参りもして、会食。
腸閉塞したばーちゃんは、食事制限がある。
繊維質の物を取り除きながらの食事。
たくさん食べて、
「ああ、美味しい。」
満足そうだった。
そして、11月1日。
体調不良で入院。
ばーちゃん、亡くなりました。
明日、もう今日か、葬式です。
眠れないし、ラーメン食べてやる!
どーでもいいや ははは
ルンルンルーーーーン♬
今日はなほから電話のあったさ。
親友。
大好き♬
この前、お米ば30キロもくいた。
お礼に、なほの好きな村上重本店のキュウリの柴漬けば送ったけん、そのお礼。
50分も話した♬
旅行に行くて約束したと。
なほも大病したし、あたしの病気の時もすごく心配してくれた。
いつまで生きられるか分からんけん。
楽しもう!
だいすきななほとなら、どこでんよか。
どこでん、よかとこになる。
あああ、楽しみ♬