大は小を兼ねたいけどね・・・・・2

何でもないこと、つらつらと綴ってます・・・

最後の日。

12日夕方。

さあ、ご飯の用意すっか~と、1階に降りたら聞こえた声。

心肺停止

え?誰が心肺停止?

聞き耳を立ててたら、漏れ聞こえる声は、ホームの人。

この人、声大きいから、まるでスピーカー状態。

「一応知らせておこうと思いまして・・なんとかかんとか」

一応?

心肺停止なんやろ?

知らせて当然やん!

身支度を整えて病院へ。

もう、ダメでした。

心肺停止してから、1時間くらい経ってましたって、先生。

悲しむ暇もなく、葬式まで突っ走った。

影の喪主は大変だわ(笑)

眠ったような穏やかな顔に救われたなあ。

退院はしたけれど・・・

ばーちゃん、10日に退院した。

付き添いは、とーちゃんと妹。

仕事から帰って、問うた。

「どうやった?」

「うん、帰りに吐いてなあ。」

「え?大丈夫なん?」

「車に酔ったん違うかなあ? 何回も吐いてん。」

「施設は何て?」

「様子見ましょうって言われたし、帰ってきたわ。」

むむむ、いいのか?

退院は、病院側からの希望やったし、大丈夫なんやろうけど・・・

釈然としないまま、日曜を迎えたのでした。

せん妄、せん妄、またせん妄。

入院したばーちゃん。

どこが悪いのか分からない。

嘔吐があったから、絶食、絶飲からの回復食になった。

入院って怖いわ~

また、せん妄が始まりました。

蛇~、ごきぶり~、虫~、うじゃうじゃ。

入院してるのも分からない。

「そこにあるお寿司持って帰って。」

「そこに干している干しカレイも取りこんで。」

「たくさんの人が来て、タバコ吸って吸って帰ったわ。」

「看護師さん、泊まるんやったら、布団いる?」

「明日、朝から掃除しなあかん。今日は忙しくて出来ひんかった。」

「あんた、そこにいる虫見えへんの!!」

怒り出す始末。

病院にいること。

何で、入院してるのか。

1時間くらい延々と話す。

「おばーちゃん、虫とかさ見えるんやろ? 病気のせいで見えるんやわ。ごめんけど、あたしには見えない。おばーちゃん、見えていややろうけど、病気が治ったら見えなくなるしね。早く見えなくなったらいいね。」

「そうか、病気でみえるんか・・・」

 

病院との話し合いで、このまま入院してるより、グループホームでの生活のほうが、刺激になるから・・とのことで10日に退院しました。

 

法事は済ませました。

10月29日は、じーちゃんの7回忌だった。

台風のせいで、延びた法事。

孫たちは、仕事になってしまった。

とーちゃん、あたし、とーちゃん妹、その旦那とばーちゃんの5人。

お寺での法事。

車椅子が使えない。

あたしが、ばーちゃんをおんぶして連れて行った。

あたしに、しっかりとつかまったばーちゃん。

法事の最中ももたれかかって。

法事が終わってからも、おんぶして庭を見た。

随心院の庭。

「きれいやろ?」

「ほんまやな~」

二人でまったり。

墓参りもして、会食。

腸閉塞したばーちゃんは、食事制限がある。

繊維質の物を取り除きながらの食事。

たくさん食べて、

「ああ、美味しい。」

満足そうだった。

 

そして、11月1日。

体調不良で入院。

 

ルンルンルーーーーン♬

今日はなほから電話のあったさ。

親友。

大好き♬

この前、お米ば30キロもくいた。

お礼に、なほの好きな村上重本店のキュウリの柴漬けば送ったけん、そのお礼。

50分も話した♬

旅行に行くて約束したと。

なほも大病したし、あたしの病気の時もすごく心配してくれた。

いつまで生きられるか分からんけん。

楽しもう!

だいすきななほとなら、どこでんよか。

どこでん、よかとこになる。

あああ、楽しみ♬