キモチ。
ちちが もやされていく
ちちが かたちをなくしていく
とびらのまえでたちすくんでないてた あたし
そっとにぎられた て
おどろいてみると
おにいちゃんがたっていた
くちをいちもんじにむすび
なみだをながしながら
じっとまえをむいたまま
あたしにてをさしだしていた
てからつたわるあたたかさ
てからつたわるキモチ
ことばもしせんもいらなかった
てをつないだまま とびらのまえからはなれた
もうかたほうのても うまった
おとうとちゃんがつないでくれた
なきながら
あたしのめをのぞきこみながら
みんなが かかえたいたみは おなじだった
みんなが おもうこころは ひとつだった
あのひがあるから あたしはがんばれる
ひとりじゃないと かんじたから
こころいっぱいの しあわせをもらったから